クラウドでの 3D ロッテルダム

ドイツのミュンヘンの中心部に存在する 3209 棟の建物から構成された街並みが再現されました。 GTA の詳細な実世界 GIS データを使用し、建物は要件に応じて対話形式で調整可能なさまざまな詳細レベルで生成されます。 詳細レベルの高い建物には、3D ファサード アセットや屋根のレンガが表示されます。

このプロジェクトでは、CityEngine と RealityServer® を使用し、2D ArcGIS データから生成された写実的な 3D 都市を 作成、分析、視覚化する新しいパイプラインを紹介します。 後者は GPU ベースのクラウド コンピューティング環境で実行され、ネットブック、タブレット、iPhone などのモバイル デバイス上で複雑な 3D 都市の共有および完全なリモート操作を実現します。

CityEngine では、シーンを RealityServer® に簡単にエクスポートすることができます (mental ray® のシーン記述形式 *.mi を使用)。 ロッテルダムでは、レイヤーごとに異なるシーン エレメントがエクスポートされています。 このため、RealityServer® 内の対応するオブジェクト グループの表示設定を簡単に変更することができます。

下の図に、パイプラインを使用したデータ フローを示します。 2D GIS データは、CityEngine でインポートおよび処理され、3D データとして ArcScene の ArcGIS 3D Analyst で解析するために ArcScene にエクスポートするか、RealityServer® にエクスポートできます。 RealityServer® では、生成された都市モデルを直接アップロードしてブラウザーでアクセスすることで、視覚化や操作を行うことができます。

主要データはロッテルダム市が提供 (Copyright ©2011 City of Rotterdam)
市内中心部の既存の建物の 3D モデルは Tele Atlas® が提供 (Tele Atlas® Advanced City Models LOD4)
3D モデルは Esri が集計、強化、および拡張。 
RealityServer® のレンダリングは mental images® が提供。